2020年度の活動について
新型コロナウイルスの影響がある中、いかがお過ごしでしょうか?厚生労働省のホームページでは、2020年1月22日「中華人民共和国湖北省武漢市における新型コロナウイルス関連肺炎について」が最初の記録です。この時は、日本の感染者1名、死亡者0名と報じられています。現在のような行事の中止、お店の閉店、移動の制限など生活に影響がでると予想した方はあったでしょうか。
新型コロナウイルスと共生する「withコロナ」の現状を受け止め、新しい生活スタイルに順応する必要があります。以前の生活スタイルとのギャップで息苦しさを感じていることと思います。これは新コロナ対策で緊急事態宣言を解除する条件で示された、言わば短距離走の内容です。私たちの日常生活は短距離ではなく、いわばマラソンです。日常的に継続できるものにしていくことが肝要です。また、この内容は、新コロナの予防といわれていますが、空気を介しての感染症共通のことでもあり、新型コロナを含む感染症の予防でもあります。
イベントは再開していくことを考えていく必要があります。しかし、いわゆるクラスターではない感染や経路不明が見られ、イベント開催する条件を満たしても、感染経路が特定できないものが増えているように認識しています。このような環境では、人が集まれば感染のリスクがあると思われ、当面は必要最低限の会合にしたいと考えます。これは行事の面では、姉妹都市交流行事は渡航制限があり、解除されない限り実施できません。また、在留の皆さまは、日本の経済活動に貢献していただいていましたが、仕事失うかたがあります。微力ながら、当協会も支援を行っていきたいと考えています。多くの行事が中止せざるをえない状況ですが、新型コロナ後の活動を見据えて、会員の輪を広げていくことも大切と考えます。
これは天が私たちに与えた過去の活動を振り返り、未来に向けて新しい内容に変えていく機会を与えてくれたものと思います。また、GIAは30周年を迎え、記念誌の作成がこの機会とも言えます。皆さんと共に新しい実りあるGIAの活動を描き、新しい生活スタイルでの国際交流の在り方を模索し、希望のあるものにしていきましょう。
以上
2020年8月7日
御殿場市国際交流協会 会長 勝又 孝文