姉妹都市紹介


アメリカ ペンシルベニア州チェンバーズバーグ市

都市提携1960年(昭和35年)8月22日

由来


1920年代に渡米した根上津奈子さんが、終戦後の住民と米軍との交流を深め、世界平和を願い、都市縁組を提唱したのが始まりでした。

 

当時の米軍顧問団長のフミリン大佐が、チェンバーズバーグ市の近くに住んでいたこと、また、津奈子さんがチェンバーズバーグ市の名門女子大ペンホール大学(現在のウィルソン大学)で学んでいたこともあり、南北戦争の歴史的な意義も深いアメリカの地方都市であるチェンバーズバーグ市が適当であると考えられました。

 

フミリン大佐が退役帰国した際に、チェンバーズバーグ市のルーフ市長へ勝又市長のメッセージが届けられました。ルーフ市長は御殿場市の申込みに賛成し、提携が設立したのです。

 

提携の調印式には秩父宮妃殿下をはじめ在日米総領事などの来賓を迎えて盛大に行われ、代表のトーマスヘブン氏と勝又市長は友好のかぎを交換しました。

 

以来、チェンバーズバーグ市と御殿場市は友好関係を深め、絵画の交換やペンパルプログラムのほかに、1980年より5年ごとの交流を続けています。 また、津奈子さんの学んだウィルソン女子大学へは御殿場市から多くの留学生が派遣されています。

概要


チェンバーズバーグ市は南北に続くアパラチア山脈を望む田園の町です。ペンシルベニア州のフランクリン郡に位置しており人口は18,000人ほどの小さな街ですが、南北戦争の戦地として名高く、市内のあちらこちらで歴史を感じることができます。

 

州都であるハリスバーグまで車で1時間ほどのところにあり、ニューヨーク、フィラデルフィア、ボルチモア、ワシントDCなど、アメリカの人口の40%を占める、大都市へも車で3,4時間ほどで行くことができます。また第16代大統領リンカーンが演説を行った南北戦争の戦地ゲティスバーグやチョコレートで名高いハーシーなど魅力的な街が隣接しています。

 

ダウンタウンの中心にあるメモリアルスクウェアはニューヨーク州北部からルイジアナ州へと続くルート11と、アメリカ大陸を東西に横断するルート30が交わるフランクリン郡の交差点とも呼ばれています。南北戦争で戦った兵隊を追悼するための噴水が1878年につくられ、チェンバーズバーグ市のシンボルマークとして市民に愛され、チェンバーズバーグ市を訪れる旅人たちの目を癒します。裁判所などの美しい建物があるこの地域は国の歴史保存地域に指定されています。

アメリカ オレゴン州ビーバートン市

都市提携1987年(昭和62年)10月22日

由来


1986年(昭和61年)6月にビーバートン市の商工会長が御殿場市を訪問したことをきっかけに、同年10月にビーバートン市より正式に都市提携縁組の申し込みがありました。

 

これを受けて検討を重ねた結果、ビーバートン市にある企業の関連会社や研究施設が御殿場市にあることなどから市民の要望も高まり、1987年(昭和62年)10月22日にビーバートン市にて、正式に姉妹都市協定が締結されました。

 

提携後、両市の親善使節団が訪問し合い文化産業交流を深めてきました。

 

平成元年に、教師生徒が初めてビーバートン市を訪問して以来、主として、教育交流が盛んになり、姉妹学校提携が小学校6校・中学校3校で結ばれました。

概要


オレゴン州ポートランドの西約11kmに位置しており、人口は約78,000人です。

 

1970年代のハイテク産業の成長を期に、技術者・労働者が流入し、これに伴いサービス業なども発展しました。森林、川、湿地帯など自然に恵まれており、美しいオレゴンの海岸や山へのドライブ(約1時間半)、ハイキング、スキーなど様々なアウトドアスポーツが楽しめます。富士山に似たフット山(3,424メートル)は南北を走るカスケード山脈の最高峰です。市内には敷地1,000エーカーにも及ぶ公園が100ほどあります。

 

毎年7月には、市の中心にあるグリフィスパークでテイストオブビーバートンというお祭りが開催されます。ステージで地元のミュージシャンの演奏やパフォーマンスが行われ、ブースには工芸品・産業品などが展示されます。40,000人もの人々が市内外から訪れ、食べ物、音楽、文化、産業などすべてのまちの雰囲気を味わうことができます。このお祭りに御殿場市民も多く参加しました。

 

ビーバートン市からは、高速道路、主要道路によりポートランド国際空港、ダウンタウン、ショッピングモールへも簡単にアクセスできます。大自然(Visit)と産業地帯(Do Business)、住みやすい(Live)環境に魅了され人口は増え、ビーバートンはさらに成長しています。